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2020/05/19

感覚統合療法について◆前庭覚◆

こんにちは、札幌市中央区桑園の児童デイサービス リるとです。

今回は、感覚統合療法についての第2弾!(第1弾から時間が空いてしまいましたが)感覚統合療法で大切にしている3つの感覚“触覚”“前庭覚”“固有受容覚”のうち、“前庭覚”について紹介していきます。

 

“前庭覚”は一般的に使われる言葉ではないので、イメージが難しいと思います。ですが、“三半規管”という言葉は比較的馴染み深いのではないでしょうか。「三半規管が弱い人」でイメージされるのは「乗り物酔いをしやすい人」ではないかと思います。つまり身体が揺れ続ける状況に弱い人です。三半規管は耳の奥にある身体の部位の名称です。この三半規管を通して感じる身体の揺れが“前庭覚”です。

 

なんとなく“前庭覚”のイメージがついたところで、“前庭覚”の役割について少し詳しく解説していきたいと思います。

一つ目は「自分の姿勢を保つ役割」があります。私達が椅子に座るなどの自分の姿勢を保つことができるのは重力があるからです。前庭覚は「重力を感じる」働きをしています。この働きが鈍いとまるで宇宙の無重力空間にいるかのように姿勢を保つのが難しくなってしまいます。

二つ目は「身体の揺れや傾きを感じる役割」があります。私たちは目隠しした状態でも身体が左右どちらかに傾けばまっすぐに直すことが出来ると思います。これは前庭覚で身体の傾きを感じとってくれているからです。この役割は「バランス能力」にも繋がっています。

三つ目は「目の動きをサポートする役割」があります。前庭覚は眼球を動かす筋肉と連動しているので、ボール遊びなどの人や物の動きを見続ける時にこの役割が必要になります。

他にも、話を聞くときに適度に集中するために必要な「覚醒を保つ役割」や触覚の解説でも出てきた「自身の身体の認識を高める役割」もあります。

 

 以上が“前庭覚”の解説になります。文章が長くなってしまいましたが、最後までお読み頂きありがとうございました!次回の第3弾では、3つの重要な感覚の最後になります“固有需要覚”について解説していきます♪また次回もお読みいただけると嬉しいです