2020/08/13
感覚統合療法について◆感覚を受け取る
感覚統合療法についての第6弾!「感覚を受け取る」ことについてご紹介させていただきたいと思います!
感覚の受け取り方は人それぞれです。これを「感覚特性」といいます。
私たちも、ジェットコースターの揺れやスピード感が好きな人と嫌いな人で分かれると思います。これは揺れやスピード感に対する感覚の受け取り方の違いによるものです。この感覚の受け取り方の違いが日常生活での困り感に直結する場合もあります。
感覚特性をイメージしやすいように、感覚情報を入れる壺があると考えてみてください。
人によって壺が大きい人もいれば、小さい人もいます。壺が大きい人はたくさんの感覚情報が入っていても全て壺の中に入れることができますが、小さければあふれてしまいます。
感覚情報を入れる壺が感覚情報でちょうど満杯になる状態が一番感覚統合を行いやすい状態だとして、次のことを考えてみてください。
感覚情報の壺が大きいと、壺がちょうど満杯になるためには人よりも多くの感覚情報が必要になります。壺が大きすぎると、少しの情報では気づくことができなかったり、足りなかったりすることが考えられます。
逆に感覚情報の壺が小さいと、少しの感覚情報でもうまく受け止めきれず壺から溢れてしまいます。
このように感覚特性によって、おなじ感覚情報の量でも受け取り方に差が出てしまうのです。
その結果、特定の感覚に気づきにくい様子や、敏感になってしまいストレスを感じやすかったりといった日常生活での困り感が生まれてしまいます。
今回は「感覚を受け取る」ことについてお話させていただきました!
これで感覚統合療法についてのお話はいったん終了となります。
長い文章になりましたが最後までお読みただきありがとうございました!