2020/02/21
感覚統合療法について◆触覚の役割◆
こんにちは、札幌市中央区桑園の児童デイサービス リるとです。
本日よりリるとがメインとしているプログラム「感覚統合療法」について少し詳しくご説明したいと思います。
文章量が多くなると思いますので複数回に分けていきますね!
まず感覚統合療法を理解するうえで大切な「感覚」についてご紹介します。
感覚には皆さんご存じの“味覚”“視覚”“聴覚”“嗅覚”“触覚”の5感の他にも“前庭覚”と“固有受容覚”というものがあります。
感覚統合療法ではこのうちの“触覚”“固有受容覚”“前庭覚”の3つを重要な感覚として考えています。
本日は“触覚”について詳しく解説していきます!
触覚は比較的イメージしやすい感覚だと思います。私たちも普段の生活で何かに触れて、その感覚を感じて生きています。
ですが、触覚は触ったかどうかを判断するだけの感覚ではないのです。
一つ目の役割として、「触れたものが危険かどうか」を判断するための機能を持っています。
例えば、私たちが熱いヤカンに誤って触れてしまったらすぐにヤカンから手を離せると思います。
触覚から「熱いから危ないよ!」という情報が入らなければ、目で見て初めてヤカンに触れている状態に気づくことになってしまうかもしれません。
二つ目の役割は、「愛着の形成」です。
特に小さなお子さまはご両親と触れ合い心地いいと思う経験から愛着が育まれるとされています。他にも触れて心地いいと思えるものがあることで気持ちの安定を図ることができます。
三つ目の役割は、「自身の身体の認識を高める」役割です。
触覚を感じ取る皮膚は自分と外の世界との境界線になります。この境界線がはっきりとすることで、自分の身体の輪郭を正確に認識することができます。
以上が触覚についての解説になります。最後まで読んでくださりありがとうございます!
皆様のイメージする触覚の働きとは違った役割を発見できる機会になれば幸いです♪
次回は大事とされている三つの感覚のひとつである“前庭覚”について解説していきますので、お時間のある方は読んでいただけると嬉しいです♥
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